徒然な日々・零式

クラシックの演奏会を中心にあれこれと書いていきます。

TOKYO MET SaLaD MUSIC FESTIVAL 2018 〈プルミエ・ガラ〉(9/17)

指揮/大野和士 振付/近藤良平
ハープ/吉野直子
ソプラノ/光岡暁恵 テノール/藤木大地(カウンターテナー
バリトン/小森輝彦
ダンス/コンドルズ
合唱/新国立劇場合唱団 児童合唱/東京少年少女合唱隊
司会/木佐彩子

三連休最終日は仕事がきつい。なれど二週続けて大野さんを聴き逃すとしたら、私は寝込む。はい、私にとっての大野さんとはそういう御方です。

古関裕而:オリンピック・マーチ(1964)[指揮 小池都知事

はぁ、演奏後にはトークもございましたけれど…。

Sind Sie die Gouverneur in 2020 ?

選挙あるんだけどね…これ以上のコメントは差し控えます。

☆J.シュトラウス2世:喜歌劇『こうもり』より
オルロフスキー公爵の歌「僕はお客を呼ぶのが好きだ」

藤木氏は何度も聴いたことがあるし「こうもり」は大好きなオペレッタであるが、このアリアだけを単独でというのは、本日の聴衆ではいささか無理があったかも知れない。表現力がなくて申し訳ないのだが「なぜに、あんな風にしゃっくりみたいな歌い方になるのかしら?」と感じた人が人が多かったのではないだろうか。(笑っちゃった人もいたし。)

公爵の周りにいる、アイゼンシュタインやファルケを思い浮かべながら聴けば、楽しく聴けるんだよなぁ…。もったいなかったねぇ…。

ニーノ・ロータ:ハープ協奏曲 ト長調より第1楽章

ごめんなさい。あんまり面白い曲じゃなかった。他にたくさんハープの名曲あるのにねぇ。

ラヴェル:ラ・ヴァルス

大野さんの十八番であり、どんなオケでもそれはそれは素晴らしい演奏になるんである。もしかしたら「ボレロ」よりも凄い演奏になるかも知れません。そしてさすがは都響。リヨンとまではいかずとも、そこに届きそうな演奏をしてくれました。かなり満足。
 

☆オルフ:舞踊と合唱による世俗カンタータカルミナ・ブラーナ

メインはこの曲であったのですが、ダンスとのコラボでもあり、かつ、このコンサートの聴衆はいわゆる「コアな人たち」ではなかったので、ダンスとその意味を対訳と結びつけるとか、何をしてるんだろう?という感じで、お連れとグラスをやりとりしたりと、聴衆の動きが顕著で、私はいささか集中力を欠いた。

芸劇の響きが今ひとつ好きになれず、多くの場合3階で聞く私であるが、今回はサイドバルコニーで大野さんを眺めていればよかったかと。

どは申せ、合唱のレベルの高さには感服でありました。

(芸劇 三階E列 46番)