徒然な日々・零式

クラシックの演奏会を中心にあれこれと書いていきます。

多摩フレッシュ音楽コンサート2019 ピアノ部門(6/18)

これはこのようなコンサートであります。ムーサ友の会の会員はご招待で聴きに行けるので、近くでもあり出かけた次第。

しかしながらこのコンサート、聴衆などいないに等しいぐらい空席ばかり。出演者皆様、それなりに演奏活動をしていてもまだ知名度も低いからかなぁ…。

となれば、ここに審査員が臨席しているし、ここはコンクールであるということで、私の聴き方も変わる。

大した耳など持ち合わせてはいないが、それでも長年クラシック音楽を聴いてくれば、第三者的な聴き方もできるようになる。平素は100%感性で聴いているけれどさ。

よく言うじゃない?「コンクールと言えども、聴衆がいるのであればそういう演奏をすべきだ」っての。自己完結的な演奏はよろしくないって意味だろうけれど、時にそれも必要じゃなかろうか。

評価する人はプロであり、技術的なことのみならず、曲の解釈なども審査するのだから、それをいかに伝えるか。

あまりにも入れ込みすぎて、すべてをねじ伏せようとするかの演奏はあまりいただけないけれど、きちんとした技術を土台にして、そこに解釈を加えて創り出さす音楽をアピールすること、それがコンクールじゃないかと私は思っている。

そして、審査結果を見て、あぁ、こんな私でもそれなりのお耳はあるのだと、少しだけヘヘヘ…と思うのでありました。