徒然な日々・零式

クラシックの演奏会を中心にあれこれと書いていきます。

東京二期会「フィデリオ」vol.2(9/3)

運営と聴衆について書こうと思う。

主催は二期会であるが、ホールは新国立劇場である。念のため初台の感染防止対策を読んでみたら「来場者カードのご記入をお願いします」とある。陽性者が出た場合に濃厚接触者を辿るためで、一ヶ月すれば破棄するとのこと。そして「混雑緩和のため、事前に来場者カードをダウンロードしご記入、ご持参いただけますと幸いです」ともあった。そりゃそうだろう。これが初台主催でない場合でも必要なのかはわからんかったけど、DL記入して持参した・・・果たして大正解でありました。

オペラパレスのクローク前で大勢の人が何やらやっており、スタッフが「ご記入にご協力を」と案内している。持参したものを見せて「これですか?」と聞いたらやっぱりそうだった。自宅にプリンタあって良かったわ。

今回は二期会主催だからしょうがないかも知れないが、せめてアトレ会員ぐらいにはThe Atre に数枚いれて送付すればいのにな~。

空港の搭乗口のごとくゲートがあって、そこでタブレットで体温計測してるのは今やほとんどのホールでやっております。チケット目視ももぎりを入場者がするのも同様。

飛沫や接触を防ぐことに関しては、十分になされていると思うのだけれど、クロークが稼働していないのはこの先どうするかですな。「できるだけ手荷物は少なくして下さい」とのことだけれど、この状態が冬まで続くとしたら上着とかさぁ大荷物になるでしょ?まぁ初台は間引きされた席に「着席はできませんがお荷物は置いてもいいです」となってたけど、私は「コートを着たままホールに入ってきて席の前で脱ぐ」ってのに我慢ならないんである。しかもそういう輩に限って、開演ギリギリでしかも真ん中の方で、シャカシャカするダウン着てたりしてさ・・・そもそも膝の上に荷物積み上げて長時間のオペラ聴くって、ありえないっ!

閑話休題

私の列でダブルブッキングめいたことがあったのだが、先に来ていた人が調整席であることに気づかなかったらしい。「このチケットは引き換えが要りますね」と案内されていたのね。でも、後から来た人も席調整をされた人で、どういう風に調整したんだろう?おそらくは新しい席を提示されるか選ぶかして、公演当日にチケット差し替えとかなのかな?開演間近だし、会話するのは憚られるから、後から来た人ともあまり話せなかったけれど、少しだけ話して苦笑したことがあった。

「この間引き配置に慣れてしまうと、従来の『すぐ隣に誰かがいる』に戻れなくなりそうで怖いですね・・・。」

 

アフターコロナが来るかどうかはわからんけど、ある程度の収まりを見せて来た時、我ら聴衆は大丈夫だろうか(笑)?