徒然な日々・零式

クラシックの演奏会を中心にあれこれと書いていきます。

待機の終わり

そろそろと言われたのが2020年の春だったかな。しかし連絡は来なくて、でも新型コロナパンデミックのさなかだったから、事情もあるんだろうな・・・とまたもや勝手に納得していた。

定期通院は2ヶ月ごとぐらいで、2020年9月。先生が「ずいぶん待たされてるから確認するね」とアイバンクに電話をかけて、私の順番などを聞いたり、何やらごにょごにょ話し、通話が終わった後、

「次の順番になったから、3ヶ月以内には手術だね。今日はもう一度採血して、あと心電図もオーダーするから。」

いきなり先頭になった?

アイバンクってたくさんあって、主治医がそのどこかと連携して、そしてそこの待機リストに登録するんですね・・・手術直前まで知らなかったんですよ。まぁ、それで私はある大学の銀行に登録されていたんです。主治医が非常勤をしておりましたので。

 

そして3ヶ月以内?師走もあり得るわね。

 

「あの、年末年始とかまさかありますか?」「いや、それはないから。保存角膜もできるし。」

 

診察の後、看護師さんから「移植について」の冊子を渡された。かなり細かい字で、しかも白地だったから「ご主人に読んでもらって」と言われた。そっか、読むの大変な患者さんは他にもいるんだね。

 

口頭での補足説明で、電話連絡があったら大体その翌々日には入院すること、どうしても無理な場合は見送ることもできることなどを教えてもらった。私の仕事は12月の半ば以降から松が取れるまではまず休めないので、それまでに手術できるのであれば突発休みでいいや、有休は捨てるほどあるんだからと、心の中で算段をつけたら、最後に投下された。

「入院する前日にPCR検査を受けてもらいますので承諾書を書いてね」

 

・・・あちゃ~・・・PCR検査を受ける時のガイドラインかなり厳しいんだよね・・・でもバッくれて受けてもし陽性だったらただでは済まされない。

 

手術を受けるのも大変だ。