徒然な日々・零式

クラシックの演奏会を中心にあれこれと書いていきます。

der alte Gedanke

「古い考え方」・・・時代遅れの方が正しいかもな。

私は服飾関係の販売をしており、担当の中に修理を承る性質のものがある。GMSである以上、個店中に修理工房があるはずもなく、一度本部に送られ、そこからメーカーに送られる、まぁ、それはよろしいとする。

担当商品の中にPBがあり、それには一年保証がつく。そして保証期間内はサポセンのようなフリーダイヤルに電話をすることになっている。それもまぁいだろう。

問題なのは保証期間を過ぎたもの。マニュアルとしては、近くの店舗にお持ちいただき、そこで承り本部に送る。そしてその後の話。保証期間が過ぎたものについては本部から修理工房に送られたらもう何の関知もしない。すべて工房とお客様とのやりとりでございます。

別に何の問題もないと思いますか?大ありですよ。

工房に送る送料はこちらが負担いたしますが、まずお客様は場合によってはかなり持つのが難儀なものをこちらに持ってこなきゃならない。そして、修理不能であるとか見積もりが高すぎて修理不要であるとかでも、まぁ当然ではあるがお客様に返送する・・・着払いで。

保証期間が過ぎているのだからと言って、それはあまりにも不親切ではないか。

何のためにサポセンが存在するのだ。

保証期間が過ぎたものの承りについて、説明ぐらいしても罰は当たらないだろうし、最終的にはお客様と修理工房とのやりとりですと言うのであれば、最初からそこの電話番号を教えてやればいいだけの話。お客様がそこに電話して商品の状態を話せば、おおよその見積もりは出るから、そこでまず「わざわざ店舗に持ち込むか否か」の判断ができるだろう。

今時そんな時代遅れの承りをするところがどこにあるのだ。メーカーのサイトを見てみろ。「持ち込んだ場合の流れと料金」「引き取りサービスを利用するにはどうすればよいか」等々、細かく掲載されているだろうが。

私の職場は一事が万事そういうところである。同業他社のいいところを見習おうともせず、最大顧客であるパートの意見を吸い上げることもせず、過去最高業績を上げた時のやり方に戻れば立て直せると思っているらしい。

ま、私はあと数年でフェイドアウトするつもりだから、どうでもいいけどね。