徒然な日々・零式

クラシックの演奏会を中心にあれこれと書いていきます。

2019-01-01から1年間の記事一覧

かまくら シンフォニエッタ 秋のアフタヌーンコンサート(10/25)

指揮:阿部真也歌劇「劇場支配人」序曲(モーツァルト)交響曲 第33番「プラハ」(モーツァルト)交響曲 第104番「ロンドン」(ハイドン)かまくらシンフォニエッタ とはリンク先に紹介のある小編成のアマオケである。パソ通で知り合った友人が(もう2…

Die Erinnerung

「記憶」・・・本当は「記録」にしたかったのだが、辞書で引ききれんかった。(ぐぐる翻訳の力を借りるが、そこで出てきたものは必ず辞書をひくことにしている。でなきゃ、亀のごとくであろうともドイツ語を勉強している意味などない。)仕事を辞めたら暴露…

読響 第626回名曲シリーズ (10/15)

すっかり秋らしくなった(というより寒い)カラヤン広場で、楽屋口顔見知りとひとしきり来季の都響で盛り上がる・・・もうこうなったらシフトは都響にするしかないでしょ。そしてNHKホールの話になり、おそらく貧民席を廃しするだろうなぁ…と二人とも思うの…

旅するヴァイオリン vol.81 ~ ロンド ~ (9/19)

ヴァイオリン:白井篤ピアノ:海野こず枝今宵は「ロンド」特集にて、まず「Was ist das Rondo ?」から始まりました。我らはロンドを踊りと思っている節があるが、実はそれは勘違いであり、元々は押韻のある詩の形式であり、それが転じて「主題が何回も現れる…

Schuster, bleib bei deinem Leisten

「餅は餅屋」。靴屋さんというところが、ドイツ語っぽいですね。数日前の夜中、ブレーカーが落ちたらしい。らしい、というのは私は寝ており気づかなかったんである。(我が家はマンションの高層階なので、台風被害に関してはベランダを片付けるぐらいの危機…

都響 第884回&第885回 Aシリーズ&Bシリーズ 【若杉弘没後10年記念】(9/3・9/4)

サブタイトルの意味るすところは私にとってはあれから10年たったということだ。出待ち師匠に背中を押されて、大野さんに初めてサインをもらった日。あの時の感激は忘れられないし、あの時のバッハもしかり。本当はそのことを(追悼の話を)申し上げたかった…

演奏会のお知らせ

♪演奏会のお知らせ♪ 『旅するヴァイオリン vol.81 ~ ロンド ~』 2019年9月19日(木) 18:45 開場 19:00 開演 於 横浜イギリス館 (みなとみらい線 元町・中華街駅下車 徒歩7分) 全席自由 一般 2000円 学生 1000円 ヴァイオリン:白井篤さん(NHK交響…

ベンジャミン:オペラ『リトゥン・オン・スキン』[日本初演]④(8/28・8/29)

最後は作品について。ストーリーそのものは、それほどありえないものでもなく、不条理でもなく、まぁ西欧の伝承にはよくある話のような気もする。カニバリズムなるものに、私が最初に接したのはシャルル・ペローの「眠れる森の美女」であり、その次は「ロビ…

ベンジャミン:オペラ『リトゥン・オン・スキン』[日本初演] ③ (8/28・8/29)

③は歌い手について・・・と言っても評価とかそういうことではない。(そもそもそんな偉そうなことをかけるほどの耳は持っていない。)演奏会前に予習をするかと言えば、まぁ、する方だろう。そして大野さんの場合、何かしらのレクチャーがネットに上がること…

ベンジャミン:オペラ『リトゥン・オン・スキン』[日本初演](8/28・8/29)②

②は演奏について。前回「これでは活動弁士になってしまいませぬか?」と思ったと書いた。そhしてそれは大いなる間違いだったとも書いた。なぜなら、歌い手は「テクスト」を歌っているからなのだ。RA席でステージを見下ろしていると、12世紀の3人が時々後ろ…

ベンジャミン:オペラ『リトゥン・オン・スキン』[日本初演](8/28・8/29)①

前回・前々回のブログと同じでサントリーホール サマーフェスティバル 2019~サントリー芸術財団50周年記念~ザ・プロデューサー・シリーズ 大野和士がひらくである。詳細はリンク先をご参照下さいませ。私は大野さんの大ファンで行ける公演は全て行く。同じ…

サントリーホール サマーフェスティバル 2019 ~サントリー芸術財団50周年記念~(8/24)

「 大野和士がひらく大野セレクションの室内楽」演奏者についてはこちらのリンクをご覧下さいませ。マグヌス・リンドベルイ:『オットーニ』 金管アンサンブルのための (2005)[日本初演]リンドベルイの作品を聴いたのは2008年のN響だったかな。色々とあ…

サントリーホール サマーフェスティバル 2019 ~サントリー芸術財団50周年記念~(8/23)

「大野和士が語る〈現代オペラ〉クロニクル」 お話:大野和士司会・進行:岡部真一郎 ゲスト:アンドルー・シュレーダー(バリトン)スザンヌ・エルマーク(ソプラノ)藤木大地(カウンターテナー)「クロニクル」とは「年代史」だそうな。現代オペラについ…

An encounter and fusion ~出会いと融合 ~ CLASSIC & JAZZ(8/22)

クラリネット:鈴木直樹・品川政治チェロ:山内俊輔ピアノ:沢野(灰原)智子・阿部篤志鈴木さん&山内さん&沢野さんが音楽高校の同級生で、三人で何かやりたいね~という話になり、卒業後、鈴木さんがジャズ畑で、山内さんと沢野さんはクラシックで活躍され…

演奏会のお知らせ

お問い合わせなどこざいましたら、コメントにて承ります。非公開コメントですので、返信先をお書き下さいませ。お返事差し上げた後は、個人情報につながるためコメントは削除いたします。(白井さんのご許可をいただいて、掲載&宣伝をしております。)

都民劇場音楽サークル 第665回定期公演 バルセロナ交響楽団(7/31)

指揮:大野和士 三味線:吉田兄弟 管弦楽:バルセロナ交響楽団ワーグナー:歌劇『ローエングリン』第1幕への前奏曲大野さんの演奏でオペラの序曲や前奏曲を聴くのはかなり大変である・・・ってのは私の勝手な感覚でありまして、その後に幕が開き、そこに舞台…

旅するヴァイオリン vol.80 ~ Musique franaise ~ (7/25)

この演奏会あるゆえに前日にマチソワだったのが、こちらはなんとしても聴かねばならぬ。それを述べ始めたらキリもないので割愛。 ヴァイオリン:白井篤ピアノ:大越崇史 サブタイトル通りで「フランス音楽特集」でございました。ルクー:ヴァイオリンとピア…

大野和士指揮 バルセロナ交響楽団(7/24)

リンク切れしていなければ、詳細はこちらにございます。演奏は100%感性で聴く。それが私である。楽譜は大好きだけれど、それを見ながらやれ第何小節のアルペジオがどうの、やれ終楽章の和音がどうのなどとは言わないし、言うだけの知識もない。だから己の感…

都響 第882回 定期演奏会Cシリーズ(7/24)

指揮:アラン・ギルバート私は都響Bシリーズの定期会員であり、本来は翌日に溜池山王で聴く予定だった。ところが別の演奏会とぶつかってしまった。幸いにも振替がまだ一回だけできたので、前日のマチネと振替・・・マチソワになるのに・・・その理由は後で述…

ロシア国立交響楽団〈シンフォニック・カペレ〉(7/16)

指揮:ヴァレリー・ポリャンスキーピアノ:アンナ・フェドロヴァ今宵ははオールチャイコプロ。「スラブ行進曲」この曲を聴くと中学時代の部活が蘇る。一日中アルトサックスのことばかり考えていたあの頃。ちょいとレベルの高い学校はこの曲を好んで演奏し、…

演奏会のお知らせ

♪演奏会のお知らせ♪ 『旅するヴァイオリン vol.80 ~ Musique franaise ~』 2019年7月25日(木) 18:45 開場 19:00 開演 於 横浜イギリス館(みなとみらい線 元町・中華街駅下車 徒歩7分) 全席自由 一般 2000円 学生 1000円 ヴァイオリン:白井篤さん(N…

オペラ夏の祭典 2019-20 「トゥーランドット」(7/12)

最初に。以下演出等のネタバレありますので、ご留意の上お読み下さいませ。指揮:大野和士 その他詳細はこちら。(キャストは赤丸。)字幕が英語と日本語の二本立て。どうも英訳の方が原語に忠実だったようだが、実はこの作品を字幕付きで聴いたのは初めての…

五島美術館 ミュージアムコンサート(7/3)

(もしお時間があるのなら、トップページの「昔の話」でクァルテット・リゾナンツァと検索して下さると幸いである。このブログ主がどれほどにこのクァルテットを愛しているかが溢れていることをおわかりになると思う。)ヴァイオリン:白井篤・山口裕之ヴィ…

多摩フレッシュコンサート 2019 声楽部門(7/1)

詳細などは こちら。これでもかつてはオペラに毎月通い、BS放映はすべて録画し、ちゃんと見ていた。パソコン通信のSIGフォーラム(←今や全くの死語)でオペラ劇場の管理人をしてたこともあるのだ・・・ってそれがどうした。(細々とドイツ語を勉強している…

旅するヴァイオリン vol.79 ~没後70年 ~(6/25)

ヴァイオリン:白井篤ピアノ:大須賀恵里 「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第3番(グリーグ)」このお二人の演奏で何度か聴いたことがあり、毎年秋のリサイタルにも上げておられます。そのたびに感想で『渾身の』と書いていた気がするのだけれど、い…

東フィル 第126回東京オペラシティ定期シリーズ(6/20)

指揮:チョン・ミンピアノ:髙木竜馬当初は尾高忠明氏が振るはずだったこの定期。尾高氏がしばらく休養とのことで指揮者変更。尾高氏ゆえにチケットを買ったお連れが、私と会えるからとはるばる遠征してきて、開演前には積もる話で大いに盛り上がったとこま…

芸劇ブランチコンサート 第19回 「ドヴォルザークの楽しみ」(6/19)

「清水和音の名曲ラウンジ」のサブタイトルがついたこのシリーズ。詳細は こちら 。私はドヴォルザークが好きである。どのくらい好きかと言えば、文明堂表現で「チャイコが1番ドヴォルザークが2番三時のおやつはモーツァルトの魔笛」・・・でその後に「ワ…

多摩フレッシュ音楽コンサート2019 ピアノ部門(6/18)

これはこのようなコンサートであります。ムーサ友の会の会員はご招待で聴きに行けるので、近くでもあり出かけた次第。しかしながらこのコンサート、聴衆などいないに等しいぐらい空席ばかり。出演者皆様、それなりに演奏活動をしていてもまだ知名度も低いか…

der Grad

「品位(或いは品格)」。人や事物にそなわっている気高さや上品さ。・・・と辞書にはある。一頃「品格」という言葉がネットにあふれていたのだが、何せ本を読まない人も増えてきたようで、あのベストセラーはどこへ行ってしまったことやら。しかし言葉は下…

Kopf hoch !

「元気を出せ!」・・・cheer up をググる翻訳してみたらこれが出てきて、辞書で調べたらそうだったのでタイトルにした。毎年6月は気圧との関係であまり気分がすぐれない。体調もよくない。家族はわかっているので気をつかってくれるが、職場ではそうもいか…