徒然な日々・零式

クラシックの演奏会を中心にあれこれと書いていきます。

Schuster, bleib bei deinem Leisten

「餅は餅屋」。靴屋さんというところが、ドイツ語っぽいですね。

数日前の夜中、ブレーカーが落ちたらしい。らしい、というのは私は寝ており気づかなかったんである。

(我が家はマンションの高層階なので、台風被害に関してはベランダを片付けるぐらいの危機意識しかない(^_^;。もちろん停電断水などの準備は普通にしているのだが。)

明け方に所用で起きたら、隣で寝ていた主人が「停電してるからライトないと用足しできんぞ」と言う。そうなんか~と用足しをして試しにブレーカーを上げたら上がった・・・ん?

リビングが明るくなったら、主人のメモがあった。

「ブレーカーが落ちた。何度上げてもまた落ちる。でも隣の棟はついているから、うちだけかも知れない。」

我が家は三人家族だが、起床時間が全員違うので、メモを残したのか。でももう直ったし・・・と愚息と私は仕事に出かけた。

(主人はニートである(爆))。

帰宅して改めて停電した時の様子を聞くと、漏電ブレーカーがいきなり落ちて、その後上げてもすrぐ落ちるを半時ほど繰り返したらしい。

「あのさ、そういう時は、安全ブレーカーをすべて切って、それから漏電ブレーカーを上げて一個ずつ試して行くんじゃないの?電気保安協会のサイトに出てるじゃない。私もそれぐらい知ってるよ?」「漏電してたら厄介だろうが。」

(ここから愚息の名前を××と記す。)

「××に聞いた?」「起きてきたけど夜中だし、翌日は仕事だから、お前は寝てろと言った。」「はぁ?あなた何言ってるの?××は電気工事士だよ?」

受験は生涯に一回との、グータラ母親のインプリントで、理工系大学付属高校に入学した愚息は、内部進学コースの恩恵で電気工事士の免許を取得しているんである。

夜、愚息が帰宅。

「オヤジが漏電が怖いとかなんとか言ってるけど、今日一日何もなかった。」「俺の部屋のエアコンが北からの雨で水浸しになったからだよ。すぐにわかったからエアコンのコンセントひっこ抜いた。だから俺の部屋の安全ブレーカーだけ落とせば大丈夫だったのに、オヤジが『いいからお前は寝てろ』と大騒ぎしてて、一体俺を誰だと思ってるんだ!」「電気工事士だもんね。」「あのさ、それだけじゃないんだけど。俺は毎日毎日、ブレーカーが落ちましたとか、ではどこから電源を持ってきましょうかとか、そういう仕事してるんだけど?」

そうだった。愚息は鉄道関係の会社で継電の図面を引き、敷設立ち会いをしているのだ。

まさに「餅は餅屋」。