Die Trinkende Familie
「酒飲み一家」・・・我が家のことである。
主人は父方も母方も酒豪揃いである。下戸は義母だけ。
私もにたようなもので、母方はウワバミばかり。父方で下戸は亡き父だけ。
我が家は現在3人で暮らしているが、一晩で一升は飲んでしまう。さすがに酷いので土日限定にしてはいるが。
ここで笑い話をしよう。日曜日の夜は日本酒の四合瓶を買うことが多い。愚息は焼酎ロックが好きで、私はハイボールか缶チューハイを普段飲んでいるが、日本酒を飲むときは最初から日本酒。
ところが主人は「まずビール」である。となるとどうなるか。
「いただきま~す」と飲み始め、主人がビールを飲み終える頃、すでに四合瓶には一合ぐらいしか残っていない。
当たり前だ。愚息と私は最初から日本酒を飲んでいるのだから。
そこで主人は愚考した。
「出遅れるとまずいから、女房が夕餉の支度をしてる間にビールを飲み始めれば、日本酒に間に合う。」
だったら最初から日本酒飲めばいいじゃんか。
そうやって酒飲み一家の夕餉は過ぎていくのだ。