芸劇ブランチコンサート 第19回 「ドヴォルザークの楽しみ」(6/19)
「清水和音の名曲ラウンジ」のサブタイトルがついたこのシリーズ。
詳細は こちら 。
私はドヴォルザークが好きである。どのくらい好きかと言えば、文明堂表現で
「チャイコが1番ドヴォルザークが2番三時のおやつはモーツァルトの魔笛」・・・でその後に「ワーグナーは別腹」と続く。
そしてそのドヴォルザークの曲のなかでもPQは五本の指に入るほどに好きなのだし、ピアノは和音様だし、チェロも向山氏となれば聴かずしてどうする。
そのメインには大満足でありましたが、ここに一つ疑問というか、いつも悩むことがある。
室内楽って「一糸乱れぬ音」のほうがいいんだろうか。それとも「各々の音のぶつかりで創り出される音」のほうがより魅力的なんだろうか。おそらくはその曲の中で音として合わせるべきところや、誰か一人を際立たせるところがあり、演奏者はそれを意識して演奏しているのだろうが、時として聴いているこちとら混乱したりして。
いわゆるフィーチャーってことでありんすが、それが楽譜指示ではなくて、演奏家に起因するものであると思われる場合ですな。
・・・なんてことを考えながらも演奏会は楽しいのだ。
(東京芸術劇場 K列16番)