徒然な日々・零式

クラシックの演奏会を中心にあれこれと書いていきます。

東京二期会「フィデリオ」vol.1(9/3)

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あまり世に知られないようにひっそりと書いていえるブログとは言え、今回はどうしようか迷ったのだが、他の人のツィートやブログなどを読んで、自分だけが変なことを感じているのではないとわかったので書くことにした。何かのはずみでここがヒットして、不愉快になられたとしても、ここは私的な場所であることをご了承下さいませ。


まずは演奏から行くか。

オケピットの位置が高かったと思う。狭い空間を避けるための方策だったのだろうが、それにしては(いやそれゆえか?)散漫な音に思えた。マエストロと初オペラ?よくわからんのだが、この劇場に一番多く入っている(と思う)オケにしては不調気味。空白期間が長かったせいもあるのかな。

歌手の皆様はさすがに安定感ありましたが、マルチェリーネがどうも今ひとつって感じでした。3階で聴いておりましたが、声が上ってこない。レオノーレが最初からフルスロットルだったので、一緒に歌うとかき消されてしまって、重唱アリアの面白みに欠けた。新人さんでもなく、もう幾度となく聴いている人なので、これは意図的なものだったんだろうか。ちょいとモヤモヤ。

レオノーレ、フロレスタン、ロッコ三冠王。地下牢に降りてからは圧巻でありました。

そして合唱。実は私この作品の「囚人の合唱」が大好きでございまして、何だかウルウルしちゃいました。合唱団にはまだまだ厳しい現状ですが、どうぞ頑張って下さいませ。

・・・とvol.1はこれで終わり。