徒然な日々・零式

クラシックの演奏会を中心にあれこれと書いていきます。

手術翌日

翌朝に診察。寝たきりの必要はないので外来に行く。行くときは車椅子で戻りは歩き。助手さんが付き添ってくれた。

 

「昨夜は痛かった?」

「痛くはなかったけど、ガーゼがグチョグチョになってかえてもらいました。」

「涙出るからね。」

「みんな痛くなるんですか?」

「うん、痛くなるのが普通。」

 

みんな痛くなるのか。なら安心。

 

「じゃあはがすね」

 

・・・世界が一変していた。

 

「うゎっ、よく見える。」

「その手術したんだけど、ちゃんと理解してなかった?」

 

先生は心配したのか、眼球模型で手術の説明を始めました。いや、それは理解してますが、劇的に視力が回復するとは聞かされてないし、矯正は必要だとも言われてましたので、この世界の変化に戸惑っているのです。

 

とはもうせ、乱視はあるし(角膜移植後は乱視になります)、裸眼視力が突然よくなってるわけではないのです。右眼は移植してないし。

 

顕著なる変化は「鮮やかさ」です。透明度の高い水の中を見ているような感じ。昨日まで裸眼になると、物の輪郭なんてわからなかったのに。立体視が「底の方に見える」場合、見えた時に急に紙面が艶やかになりますが、正にそれでした。

 

次の診察は本来は一週間後ですが、来週は先生が休診。なので明日の午後にもう一度診察して退院です。

 

看護師さんからソフトゴーグルを渡されて、病室に戻りました。右眼のコンタクト入れてもいいよとのことでしたが、本当は裸眼で生活したいので、仕事に戻るまでは裸眼生活にチャレンジ。