徒然な日々・零式

クラシックの演奏会を中心にあれこれと書いていきます。

角膜移植

術後初めての検査

退院後2週間で診察。普通は1週間後なんだけど、主治医が休診だったため。普通に診察を受けるので、検査の後に診察で、まずは視力検査・・・うわっ!手術前は、視力検査のパネルなど全く見えないので、検査師さんがランドルト環の一番上を(つまり0.1)厚紙…

費用

角膜移植にかかる費用はドナーによって違う。 海外ドナーは自費なのでかなり高価。通院していたクリニックは片眼で120万となっている。でも海外ドナーは待機期間が短いし、手術日を決めることができるから、いきなり会社や学校を休むことにはならない。 国内…

自宅療養

しばらくは片眼・・・って「そもそも片眼で生活してたような移植前の私(by主治医)」だけど、右眼にコンタクト入れるとバランスが悪くなるから、それに慣れる練習もしなければならない。 (まだ術後二日だから左眼の視力は未知数の世界。) しかしその前に…

退院

手術の翌々日に退院だったのだが、朝、目ヤニで瞼がくっついている。洗い流しはできないから清浄綿で拭いたら茶色。たまたまそこに居合わせた看護師さんに見せたら「充血してるからね〜」・・・そーなのか?充血してる眼を拭いたら血液がつくのか?ま、いい…

術後(翌日から退院まで)

しつこいようだが、無意識でも目を触ることは厳禁。ソフトゴーグルはずっと着けていた、売店に行く時もつけっぱなしだったけれど、病院であるからして、色んな物を身につけている人がウロウロしているので平気。 起きている時はそれで良かったけれど、寝てい…

点眼開始

角膜移植は手術後のケアが重要。点眼はほぼ一生続くと思ったほうがいい。そして勝手にやめちゃったりした場合に拒絶反応が起こったも症例もある。術後は感染防止として抗生物質とステロイド剤が処方。抗生剤は飲み薬もあったけど、名前を忘れてしまった(^_^;…

手術翌日

翌朝に診察。寝たきりの必要はないので外来に行く。行くときは車椅子で戻りは歩き。助手さんが付き添ってくれた。 「昨夜は痛かった?」 「痛くはなかったけど、ガーゼがグチョグチョになってかえてもらいました。」 「涙出るからね。」 「みんな痛くなるん…

手術の後(当日)

病室に戻ったのは10時過ぎ。安静にしていればあとは何をしていてもよいので、主人に終了の連絡だけしてゴロン。 11時ごろかな、主治医が見に来てガーゼをちょいとめくり「大丈夫みたいだね。痛かったらすぐに言ってね。」・・・よくわからんけど、手術そのも…

手術②

手術室には執刀医(主治医)と助手の医師、そして看護師の三名。コロナ禍ということもあるだろうけれど、静寂の中で手術は進みます。手術台は歯医者さんの椅子みたいなもので、リクライニングしていきます。まず瞼を閉じないようにする機械で眼をこじ開けま…

手術①

手術開始は朝の9時。不測の事態に備えて朝食は抜き。手術前に診察があり同意書にサイン。 麻酔は眼球のみ。不安だから全身麻酔を希望する或いは勧める病院もあるらしいけれど、寝てしまうとガクッと動いたりする。デリケートな手技なのでじっとしてて欲しい…

入院前日~入院

前日から片眼生活。先生が言うように「元々片眼で生活しているようなもの」だから、取り立てて不便ではないけれど、コンタクトって入れてると「そういう感覚」があるわけで(私だけか?)、片眼だけだと何となく違和感がある・・・移植前はそうだったんだ。…

連絡が来た

2020年12月の始めの金曜日。都心に用事があり車で移動中、病院から電話がかかってきた。ドナーから献眼があり私に移植できそうだとのこと。 「お受けになりますか?」 仕事はどうにかなりそうだと思ったので受けると返答すると、入院は日曜日だけれど、明日P…

待機の終わり

そろそろと言われたのが2020年の春だったかな。しかし連絡は来なくて、でも新型コロナパンデミックのさなかだったから、事情もあるんだろうな・・・とまたもや勝手に納得していた。定期通院は2ヶ月ごとぐらいで、2020年9月。先生が「ずいぶん待たされてるか…

待機期間

角膜移植を言われた時、先生に「した方がいいですか?」と聞いてみた。「絶対ではないけれどした方がいいと思う」と言う感じの返答だったと思う。角膜移植は完全なる治療ではないから決めるのは自分ですよね。 (移植を受けても視力矯正は必要だから、それを…

レシピエント

専門のクリニックに一年ぐらい通った。ドライアイが酷くなりヒアレインとムコスタが処方された。 ムコスタ、点眼したことある人はわかるけど、点眼した瞬間に目の前が白くなります。人によっては喉に苦〜いものがおりてきます。先生の目には私が頼りなさそう…

ローズK

コンタクトの名前です、これを使っているので書いただけで宣伝するわけではありません。紹介状を書いてくれた眼科でも、主治医になった先生も、角膜を診断して「よく普通のコンタクトが乗ってたね」と驚いた。量販品のコンタクトはカーブも緩いから、いわば…

検査の結果

眼科ではお決まりの検査があるが、それがすべて終わって先生の診断は「とりあえず円錐角膜用のコンタクトを作るべきだと思うけれど、うちの検眼師だと時間がかかるから(そこまでの技術がないってことか?)、専門治療をしている別の病院を紹介します」だっ…

第一歩

4年ほど前ぐらいかな、眼の調子がかなりよろしくないと感じるようになった。老眼も始まっていたし、夜目もだめ。一番困ったのは「とにかく眩しいこと」で、サングラスをかけていても外では俯いて歩くほど。加えて「白地に書かれた文字も見えづらい」。これ…

不便な日々

円錐角膜と診断されて、ハードコンタクトで矯正し始めたのは本当に遥か昔のことで、あの時から今日に至るまでに、様々な治療ができるようになった。矯正視力で普通に生活できているとは言え、矯正とはあくまでも対症療法であり、円錐角膜が進行するのを抑え…

円錐角膜

まずそもそもから始めようと思うので、手術に至るまでには回数がかかる。移植に関してご質問などありましたらコメントにてお寄せ下さい。 視力が急激に悪くなったのは何十年も前。近眼なので度数が合わなくなったのだろうと、コンタクトを作りに行ったのだが…

角膜移植体験記

昨年の12月に角膜移植を受けた。ネットで体験記を検索すると私のそれとはかなり違うし、移植手術を行なっている病院が掲載している説明ともまた違う。 こんな私の体験記でも、これから移植を受けようと考えている人の参考になるやも知れないと思い、ブログを…