徒然な日々・零式

クラシックの演奏会を中心にあれこれと書いていきます。

手術①

手術開始は朝の9時。不測の事態に備えて朝食は抜き。手術前に診察があり同意書にサイン。

 

麻酔は眼球のみ。不安だから全身麻酔を希望する或いは勧める病院もあるらしいけれど、寝てしまうとガクッと動いたりする。デリケートな手技なのでじっとしてて欲しいから、とにかく寝ないようにしてね・・・音楽流すからそれに集中してね・・・くどいほどに主治医に言われた。

 

診察後手術着に着替え、麻酔の点眼が始まり、車椅子で手術室に降りた。手術室に入り、名前と移植する眼の左右を確認して(左眼だけだったから)、点滴と血圧測定が始まった。

 

まず眼の消毒。これでもかこれでもかというほどに洗われ、次に眼球に麻酔注射。

 

「ほとんど痛くないけど、痛かったらすぐに言ってね。音楽に集中してて。ん?音楽流れてないよ?」

 

オーマイガ!音響が故障して音楽流れない。主治医は自分のスマホをつなぐからスピーカーを持って来てと言ったけど、違う手術室で使用中。

 

「5分おきぐらいに血圧測るから、腕がギュッとするからね。」

 

それを頼りに寝るなってことなのか?

 

頑張るしかなかった。