徒然な日々・零式

クラシックの演奏会を中心にあれこれと書いていきます。

denn, was ist mit mir?

「それじゃ私はどうなんだ?」

(多分)体調などについての表現であるとは思うが、思いつかない。会話の中でだと

und du? und Sie?

と続けられるんじゃないかと…。

今朝の朝ドラの二人の言い争いがあまりにも酷くて、ネットの感想などを読んだりしていたのだが、なかなかに面白かった。みんなそれぞれの考え方があり、そうやって、自らの中で咀嚼してくれることを脚本家が意識しているのだとすれば、かなり秀逸だけれど、そこまではないかな・・・と愚考する。

酷かったと書いたのだが、違和感かな。感情にまかせて言葉を出してしまう、そのシチュエーションを描きたかったのだろうけれど、「夢を追い続けるには家族は邪魔」・・・邪魔?

浮き草稼業(ってもう死語?)になる故、家族を養うのは難しい。だから別れてくれというのが、家長としての考え方だろう。でもそれを言わせなかったのは、彼は夢追い人でヘタレとの印象を視聴者に持たせたかったんかいな。

ヒロインにしてもだ。子供が夜泣きして、夜中に何度も起きねばばらないとか、いわゆる産後うつの時期に、夫が何にもしてくれなかったことを、子供が成長してから夫を責める、それは現実にもよくある話で、実は我が家でもいまだ現在進行形・・・愚息ははや三十路であるのだが(^_^;。

しかし、だからと言って「私がそんな思いをしているときに、あなたはこっそりと夢を追っていた、許せない」ってのが、違和感なんだな。

ヒロインをどん底に突き落とさないと、ヒーローは登場できないので、そうするしかなかったのかも知れないけれど、そうなるともう最初から「ヒロインはかわいそうな子で誰かが守ってくれる」的な?

グダグダだと思うけどね。

そしてタイトルに戻る。

最近主人と口論することがある。そこであやつが指摘するのが、今日、私がヒロインに思ったこと。彼女の視点は、

「なぜ私だけが?」

あやつにはそれが私にもあり、被害者意識の塊にしか思えんのだそうで。そういうつもりはないんだけどね、でも、それを言うと「だからそれがそういうことなんだ」と偉そうに宣う。

もう老夫婦の生活に入ろうとしているのに、それこそ「なんで私ばかりが怒られるんだよっ!」

全くもう・・・である。